5/13
形成外科の通院日
この日は、ティッシュ・エキスパンダー(拡張器)に生理食塩水を50cc追加してもらう日かつ大きく進展した日だった。
左胸にべたべた貼られていたテープ(私の場合は乳頭温存手術だったので、乳首を固定するためのテープだった)が剥がされた。
左脇への軟膏の塗布とガーゼがなくなった。
ドレーン(管)が入っていた箇所の絆創膏が不要になった。
胸をおさえるためのバンドも不要になった。
一気に身軽になった。
ちなみにあらかじめ聞いていた期間よりも全部半分以下の期間だった。
この日は飲酒許可ももらい、もう1人の乳腺外科の主治医も多分飲酒許可するはず! と、飲酒解禁になった日だった。
5/14
乳腺外科の通院日
手術でとった組織の病理検査の結果を聞きに行った日だった。
リンパ節への転移がなかったことは、手術当日に聞いていたし、手術前にがんのタイプについても話があったので、よっぽど何かがない限りは、今後の治療は変わらないはずだからと1人で検査結果を聞きに行くことに。
乳腺外科の先生とは退院前に会ったきりだったので、久しぶりだった。
診察室に入ると手術日のことを思い出したのか「1140g取ったんです。こんなに取ることなかったので大変でした。全摘でも一般的に300〜400gだから、3〜4倍くらいの量でした」と本当に初めての経験だったっぽくて、2人ですごい量で大変だったねって話から開始した。
まずは手術でとった組織をどういうふうに調べたかなど、実際に自分の体から取り出した組織の写真を見ながら説明を受ける。
とった組織でがん細胞の範囲を確認したら、MRIと同じ範囲だったから、全摘して良かったと思うと言われた。
がんのタイプは、術前の説明と同じく一般的なもので、内分泌療法(ホルモン療法とも言われるよ)になるという話だった。
今回見つかったがん細胞を取り除いても、微かに残ってしまったがん細胞が増殖しないように治療は続いていく。特に乳がんは転移しやすいらしい。
投薬と注射で閉経させつつ、いわゆる女性ホルモンの作用を抑制することで、がん細胞の増殖を抑えていくことになる。
投薬はこの日から始まり、1か月副作用など異変がないか様子を見てから、翌月注射することになった。何もなければ、投薬は10年続く。
投薬と注射をするけど、脂肪からも女性ホルモンが出る話をされて、通院開始時よりも痩せたけど、もう少し痩せるように指導が入った。
ダイエットは乳がんのためにしていたわけではなかったのだが、病気、入院ってなった反動で好きな物を食べたりしていたので、ダイエットしてますという状態ではなく、この日を境にゆるいダイエットを再開しようと思った日だった。