手術後の日々(2024/04/19〜21)

4/19 術後、初めての回診

激痛ではある。が、なんとか動ける(術後3日目くらいから、神経が戻ってきて痛くなってくるらしいとのネット情報があったけれど、特に変化は見られなかった気がする)。

手術着からパジャマに着替えたり、自力で色々していると朝7:00に看護師さんがやってきて、温かい清拭タオル(しっかりしたおしぼりみたいなやつ)を渡され、顔とか首とかを拭いて、検温と血圧測定、朝晩の抗生物質の点滴が始まった。

体温は37.5度だったけど、熱に強いので、特に辛さはない。(術後の体温として高いのか低いのかは不明)

 

朝食(手術翌日から3食とも普通食だった)を食べ終わった頃に回診が始まる。形成外科の主治医が左胸をチェックして、「胸が大きいので、ここにしわがあるけどいいですねー」って満足そうにしていた。(ありがとうございます)

私からは胸は見えてないので、この時はまだどんな状態なのかは知らなかった。

 

看護師さんが、体を拭いてくれることになり、心の準備ができないまま、自分の左胸を見た。術後すぐなので、ガーゼとかあててあり、全容はわからない。それは、膨らんではいる。なんだか、全然違うものになってしまったんだなって思ってしまって、悲しくなって泣いた。(が、泣いていてもしょうがないなぁという気持ちにすぐ切り替わるので、すぐに泣き止む)

 

この日担当してくれた看護師さんは、洗髪もしてくれるとのことで、入院用に持っていったご褒美用のロクシタンのシャンプーとコンディショナーで洗髪してもらった。めちゃくちゃ匂いが好きなのだが、強めなので、念のため看護師さんに匂いが大丈夫か確認しておく。

洗髪を楽しそうにする看護師さんで、色々なシャンプーを知ることができるから、面白いんですよーって言いながら、対応してくれた。

 

術前の説明であったドレーン(手術箇所の排液を身体の外に出すやつ)は、胸が大きいから3本かもという話だったが、結局2本で何とかなったらしい。

体から管が出ている状態なので、引っ掛けないように気をつけつつ、ポシェット2つを斜めがけにして、1人で売店まで行ったりしてみた。

 

夜は初めて点滴を連れて、電話可能な場所に移動して、実家にLINEビデオ通話した。

元気そうにしているくせに、見舞いには来ないで欲しいとお願いしている自分が本当に申し訳なかったけれど、多少の心配はやわらいだのではないかと勝手に思っている。

夫には、翌日の面会時に持ってきて欲しい物リストを送って、帰宅がてら面会スペースの窓から見える橋に立ち寄ってもらった。

スマホのライトを点滅させて、お互いの場所を教え合う。昭和のドラマ感はんぱないなぁと思ったけど、ちょっと楽しくて気分も上がるので、寄ってもらってよかった。

 

夫が帰宅後は、レコードストアデイで何を買うかLINEで連絡を取りながら、それはほんとにいるかなー?とか、私が5月のパーティでかけるから、買ってきてーってお願いしたり、自宅にいる時みたいなやり取りをして就寝

が、手術箇所の痛みがあったり、寝る体勢があお向け一択で体が痛くなったりで、寝ては起きてを繰り返す。

 

4/20 夫がお見舞いに来てくれた日

かつ、早朝から用事があった日

レコードストアデイ、それは誰よりも早く入場して買うために、早朝から並ぶ日であり、夜でもないのに知り合いのDJに会う日なので、奥さん大丈夫?って声かけていただいたりで、ありがたい。

夫が並んでいる間もまだあのレコード買う買わないでLINEしていた。

毎年一緒に並んで、買うレコードを全部覚えてとるのが妻の役目だったので、ちょっと心配していたら、夫が絶対買おうと思っていたレコードを買い忘れていた(この後なんだかんだあり、入手できた)。

 

私が入院して、落ち着かない様子だったので、しょうがないよね。(前日の朝ごはんのおにぎりの具を落としたり、お昼は社食のみそ汁を足にこぼしたりしてた)

夫は色々あったけど、この日は通常の面会時間に来てくれた。事前に体から管が2本出ていることと点滴用の針はさしっぱなしの状態だから、びっくりしないようにと連絡した。

手術当日のもっと管だらけだった私を見ていたので、比較的大丈夫そうだったし、それよりも元気そうに動いている妻を見れて安心したっぽかった。

病院内が暑かったので、面会スペースではなく、人が全然いないランドリールームの窓が開いていたので、いい風を感じながら、2人でゆっくりとした時間を過ごした。

 

2024/4/21 夫がお見舞いに来てくれた日

かつ、夫に洗髪してもらった日

土日は看護師さんが少ないのか、一昨日は洗髪してくれた看護師さんが体だけ拭いてくれた。忙しそうだったし、夫に洗髪してもらおうとなったので、少し濡れてもいい靴できて欲しいとLINEした。

ちょうどお昼を食べ終わる頃、看護師たちがドラマロケがやってるよって騒ぎ始めたので、急いで一階に向かうも俳優陣は見当たらず、しょんぼりして病室に戻ることに。

ちょうど面会時間が始まった頃、ドラマの撮影が始まったらしく、夫は多分あの人だったよって教えてくれたけど、シャワー室の予約時間などの関係で、一先ず先に夫に洗髪してもらうことに。

ハプニングもありつつ(家のシャワーと使い方が違ったため、夫がシャワー出すのを間違ったり、そもそも温度調整が難しくて熱かったりと大変だった)、無事に髪の毛を乾かしてもらい、そのあとはまたのんびりと過ごしたが、私もドラマの撮影が見たくて、もしかしたらワンチャンあるかもと夫を病院の出口まで見送ることに。

見れました!! 1シーンだけ、テストから多分本番までを見学できたー! 後日ドラマを見た時に、この場面見たねってなったので、すごくいい思い出になった。

 

この日、朝晩の抗生物質の点滴が終わった日でもあり、入院中で2番目にいい日だった気がする。(1番目は、退院が決まった日)

痛みが酷い人は、点滴から痛み止めを入れるために針を刺したままにするらしいが、ロキソニンで何とかなっていたのか、どうにかして欲しいほどの痛さもないし、針は抜いてもらった。

実は、針の位置が、手術の時に刺した手の甲から、右腕にかわり、さらにもう一回右腕の違う場所へと変えていて、最後の点滴が途中から全然落ちない現象があったので、早く抜いて欲しかった。

右腕が自由になると、洗髪だけでなく、下半身のシャワー浴も自分でできるようになるので、嬉しくて嬉しくてしょうがなかった。この日の夫へのLINEはめちゃくちゃテンション高かった。

「点滴の針邪魔だったから、本当に嬉しい!
ミュージカルなら、ベッドの上で歌い始めちゃう」(実際に送ったLINE)

ドレーンの排出液の量も減ってきていて、この管も明日には抜けるんじゃないかという気持ちがあったから、尚更だったのかもしれない。