乳がんと分かってからの日々(嬉しかったこと)

各種SNS乳がんになったことを投稿した日

本名を知らなくても、毎月もしくは数ヶ月に一度、会えば乾杯してくれる人たちにもしかしたら気をつかわせることになるかもしれないけど、直接伝えたことで、嫌な思いをしてしまい、自分の心を守るためという意味も含めての投稿でした。

それに対して「自分にできることは、ただ普段と変わらない日常を過ごす」ような投稿、「話してくれてありがとうございます」って言われたのはスマートだなって思ったり、「心配してるからね」ってそれだけ言ってくれる方や、女性で腕さすさすしながらお話ししてくれた方もいたり、入院グッズをもらったりもして、嬉しかったな。

ちなみに、投稿前に直接伝えた人たちももちろんいらっしゃって、淡々と話を聞いてくれて、そうかってなったり、いつ手術なの?とか 泣かないようにって堪えてお話ししてくれる人たちもいて、本当に感謝しかないです。

普通に接してもらうことが1番嬉しいことでした。とても心が助かったなと思っています。

みんな、ありがとうございました。

 

 

(悲しかったこと)

ここからは、悲しかったことというよりもされて嫌だったことについて書くけれど、捉え方は人それぞれで、単に私にとってはこうだったということです。

乳がんが分かって、多分ステージ1だよと伝えた時に泣きながら抱きついてきて「ステージ1なんだよね?」って何度も何度も確かめてきた人(私と同じくらいの歳なので、40代なんだけど…)がいたんだけど、ステージ1だから、大丈夫なんだよね? 死なないよね?って生死について何度も確認されているようで、この心配のされ方は、本当に心を無にしないと体より先に心が死ぬってなったのでした。

もちろん突然の報告で驚いて、相手の気持ちを汲めないことは誰にでもあるけれど、最悪を想定して過ごしていかないといけない日々の中、しっかりしないといけないって心がいっぱいいっぱいで頑張っていた時だから、 がん=死のイメージもあるし、すごく心配してくれているというのはもちろんわかるけれど、ものすごくトラウマになっていて、今でも心の傷は癒えていないです。

もうあまり関わりたくないし、正直、夫にも関わってほしくない。

ちなみに友達が「悲劇のヒロイン泥棒」って名付けてたけど、確かにとなってしまった…。

直接伝えて大失敗したなと思ったし、この出来事があったから、自分の心をどう守ろうかと考えることができたので、いい経験だったのかなと思いたい。