乳がんと分かってからの日々(家族②)

乳がんになってから、自分でも病院でどういう検査をされるのかがわからなくて、乳がんだった人の体験談を読んでみることに。

とりあえず読みやすそうな漫画で、検査や入院の時、手術の時の様子などを知ったり、自分と同じような気持ちを抱えていた方の漫画も読んでみて、妻もここの部分はこの人の気持ちに近いからと、夫にも読んでもらったり、幕間のコラムがいいこと書いてあるので、2人で読んでお互い気をつけようねって話したり入院に向けて、一緒に心の準備を進めていった日々だった。

 

読んでいたコラムにがん患者の家族の3人に1人は不安や落ち込みを感じるらしく、それも人によって程度は様々、がん患者よりも感じている場合があるようで、入院した日から、夫は妻がつらいんじゃないかとすごく心配して、不安になっていたようだった。

私はもう入院して翌日は手術だ! やるしかない! みたいなノリで、手術こわいなくらいしか思っていなかったので、夫の方がつらそうだった。

手術前日に「妻がつらいのに代わってあげたいけど、代わってあげられない…」と夫に言われた時にはびっくりした。お母さんと同じ!!ってツッコミたかったけど、そんな雰囲気ではなかった。

今にしてみれば、笑い話にできるのかもしれない。ただ、思い出したことがある。

乳がんのことを友達に話した時に、あっけらかんと話す私に「心配だけど、本人はそんなもんなのかもしれないね」と言われたことがある。

特に私の性格上からも、やるしかない!で進んでいくので、周囲の人の方がつらい気持ちになるのかもしれない。

退院後に夫がメンタル安定してきた!って、自分で言ってたのは笑ってしまったけれど、つらかったよね、ありがとう。